キーボードにあるそれぞれのキーについて、1つ1つご紹介していきましょう。
1. 文字キー、数字キー、記号キー
キーボードの中の大半を占めるキーです。アルファベットのAからZ、数字の0から9、その他にカギ括弧「」、やコロン:、セミコロン;、ハイフン-、などの記号を入力できます。
これらのキーの大半に、ひらがなが割り振られているのにお気づきでしょうか?これらのひらがなは、「かな入力」時に入力される文字です。「かな入力」とは、キーに割り当てられているひらがなを直接入力する方式です。僕は普段「ローマ字入力」を使っていますが、「かな入力」の方が馴染む方もいるでしょう。
また、数字キーや記号キーの上部に一緒に記入されている記号(「1」キーと「!」、や「-」キーと「=」など)は、こちらは後ででご説明しますが、Shiftキーとそのキーを一緒に押すと、入力される記号を表しています。
2.カーソルキー
「↓」「→」「↑」「←」の四つのキーの事です。ページの細かい上下操作や、カーソルの移動、ゲームの操作などに使います。
3、修飾キー
他のキーの入力文字を変えたり、入力機能を切り替えたり、アプリケーションのショートカットなどに使われたりするキーです。Shiftキー、Caps
Lockキー、Ctrlキー、Altキー、Windowsキーなどを含みます。
修飾キーには含みませんが、似たような働きをするキーに「無変換」キー、「前候補(変換)」キー、「カタカナ/ひらがな」キー、「半角/全角」キーなどがあります。
- ・Shift(シフト)キー
- 「文字キー、数字キー、記号キー」で簡単に記述しましたが、Shiftキーと同時に押すと、アルファベットキーの場合は大文字が入力され、数字キーや記号キーなどは、キーに割り当てられている他の記号(「1」キーと「!」、や「-」キーと「=」など)などが入力されます。他のキーと同時押しで、入力方式の切替や、ショートカットなどにも使われます。
- ・Caps Lock(キャップスロック)キー
- このキーを押すと、半角の英数入力に切り替わります。また、ShiftキーとCaps Lockキーを同時に押すと、アルファベットキーを押した時に大文字が入力されるようになります。どちらももう一度同じ操作をすると元の入力方式に戻ります。
- ・Ctrl(コントロール)キー、Alt(オルタネート)キー
- 主に他のキーと同時押しで、ショートカットなどに使われます。
- ・Windows(ウィンドウズ)キー
- このキーを押すと、Windowsのスタートメニューが開きます。他のキーとの同時押しでショートカットなどにも使われます。
- ・無変換キー、前候補(変換)キー、カタカナ/ひらがなキー、半角/全角キー
- これらのキーは、前回ご説明したローマ字、ひらがな、カタカナ入力の切替と、半角、全角入力の切替に使われます。
4.ファンクションキー
キーボード上部の「F1〜、、、」と並んでいるキーのことです。ファンクションキーには、コンピュータの個別の機能/動作を割り当てることができますが、通常は初期状態で何らかの機能/動作が割り当てられています。また、アプリケーションによってはショートカットに使われたりします。
5.その他のキー
上記の枠組みに当てはまらないキーです。主なものとしては、
- ・Enter(エンター)キー
- 主に操作の決定に使われます。例えば、漢字変換した際に選んだ漢字の入力を決定したりできます。文章作成ソフトでは「改行」操作にも使われますね。
- ・Delete(デリート)キー
- 主に削除の操作で使われます。ファイルの削除や文章中の文字の消去などができます。
- ・Back Spase(バックスペース)キー
- 文章中の文字の消去や、プラウザの「戻る」ボタンと同じ操作ができます。
- ・スペースキー
- 入力したひらがなの漢字への変換や、文章中の「空白」の入力などに使われます。
- ・Tabキー
- Tabキーを押すと、カーソル(厳密にはフォーカス)の位置が切り替わります。他に、Altキーと同時に押すと、アプリケーション画面の切替ができます。
その他に、
- ・Ecsキー
- 動作の取り消しなどに使われます。
- ・Print Screenキー
- 現在画面に表示されている映像そのものを1つの画像としてコピーすることができます。
- ・Num Lockキー
- テンキーの有効/無効の切替ができます。無効の場合テンキーはカーソルキーと同じ働きをします。ノートパソコンなどテンキーが無い場合、Num Lockを有効にすると一部のキーがテンキーとして入力できるようになります。
- ・Homeキー、Endキー
- ページの冒頭、最下部に移動できます。
- ・Page Upキー、Page Downキー
- ページの上下操作ができます。
これで、主だったキーの説明は終了しました。この他に、キーボード独自のキーが設定されている事もあります。
関連サイト(参考)
キーボード (コンピュータ) フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 |