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ユーザーアカウントの設定

 ではまず最初に、「アカウント」とは?という所からご説明いたしましょう。

 コンピュータ用語での「アカウント」とは、簡単に言うと使い手がパソコンの資源を使う「権利」の事です。
 特にWindowsでは、使い手に「ユーザー名」が必ず割当られ、「ログイン」する権利が与えられます。この「ログイン」する権利の事を、Windowsでのアカウントと呼びます。


↑パスワードを設定している方や、複数のアカウントを設定している方にとってはなじみのあるログイン画面。

 またひとつ単語が出てきました。「ログイン(Login)」です。

 ログインの意味はを知るには、昔、まだコンピュータが高価で、複数の人間で1台のコンピュータを使っていた頃までさかのぼります。
 当時複数人で1台のコンピュータを使っていたわけですが、使用料を今でいう“ワリカン”で支払っていました。ですがここで問題があります。全員が同じ時間同じ資源を使っているわけではないのに、同じ使用料を払っていたのでは不公平になってしまいます。そこでどの使い手(ユーザー)がどれだけ使ったか“記録(Log)”を取る事にしました。
 記録(Log)を取る状態に“入る(In)”事から“ログイン(Login)”という言葉が生まれたのです。つまりWindowsにおける「ログイン」とは、ユーザーがWindowsを使用する状態に入る事をいうのです。
 もちろん使用料は要求されませんが(笑)


 ここでもう1つ重要なのが「パスワード」です。

 ユーザーアカウントの設定で、そのパソコンに「ログイン」する権利を与えられました。ですが、その権利を使おうとしてるのが実際は誰なのか、パソコンはどうやって判断するのでしょう?

 そこで必要になるのが「パスワード」の存在です。「パスワード」を設定することにより、ログイン時のパスワード入力においてそのアカウントを使っているのが権利を持った“正しいユーザー”である事を証明するのです。ただし、パスワードは必須ではありません。パソコン自体を家の中から出さない、あるいは誰に見られても構わない。という方には必要無いかもしれませんが、ノートパソコンなどを外出して使うようなことであれば、いざ無くしたり盗まれたりした時に、簡単に中身を見られてしまいますので、出来るだけパスワードは設定するようにしましょう!


 続いてユーザーアカウント設定が一体どこで出来るのかをご紹介しましょう。

 「コントロールパネル」を開いてください。[スタート]メニューの[コントロールパネル]から開けます。次に、赤枠の“ユーザーアカウント”をクリックします。


 (▲クリックで大きな画像が開きます▲)

すると、下の画像のように「ユーザーアカウント」画面が出てきます。
この画面ではアカウントの作成や変更ができます。
試しに“アカウントを変更する”をクリックしてみましょう。


 (▲クリックで大きな画像が開きます▲)

次に、変更するアカウントを選びます。


 (▲クリックで大きな画像が開きます▲)

※既定では、最初のユーザーはAdministrator(管理者)としてアカウントが作成されています。AdministratorはPCに関するあらゆる設定権が与えられたユーザーの事をいいます。

アカウントを選んでクリックすると、下のような画面が出てきます。


 (▲クリックで大きな画像が開きます▲)

この画面で、アカウントに関する様々な設定ができます。具体的には

  • 名前(ユーザー名)の変更
  • パスワードの作成、変更、削除
  • ユーザー画像の変更
  • アカウントの種類の変更(Administrator,Userなど)

などです。

※ アカウントの種類の変更を行うと、そのアカウントを持つユーザーのPC資源の利用権利が変わります。具体的には、ソフトウェアのインストールや新しいファイルの作成や削除などに制限がかかるなどです。必要がある時以外は変えないようにしましょう。


まとめ

ユーザーアカウントの設定では、新しいアカウントの作成や既存のアカウントの変更ができます。この機能を使うことで、

  • 複数のユーザー(使用者)にそれぞれの使用環境(デスクトップ環境)を提供
  • 使用するユーザーを制限
  • パスワードを掛けることにより、使用者以外は使えないようする
などの設定が可能です。
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